2013/03/16

SQL Server 2008 R2 のインストール手順

C# の学習を進めるうえで、SQL Server をインストールしたので、
その手順をまとめます。

今回使用したエディションは SQL Server 2008 R2 Express(無償) です。


2年ほど前に仕事で Enterprise エディション を使ったので、
そのときのメモも一緒に書いていきます。




SQL Server のダウンロード


SQL Server 2008 R2 Express のダウンロードセンターのページに行きます。


今回は「SQLEXPR_x86_JPN.exe」を使用します。。

以下、ファイル名別エディション早見表です。
自分の環境にあったエディションをダウンロードしてください。

ファイル名エディション詳細
SQLEXPR_x64_JPN.exeExpress(64bit)基本的な機能のみ
SQLEXPR_x86_JPN.exeExpress(32bit/64bit)
SQLEXPR32_x86_JPN.exeExpress(32bit)
SQLEXPRADV_x64_JPN.exewith Advanced Services(64bit)Management Studio
BI Development Studio
フルテキスト検索 などがついてくる
SQLEXPRADV_x86_JPN.exewith Advanced Services(32bit)
SQLEXPRWT_x64_JPN.exewith Tools(64bit)Management Studio がついてくる
SQLEXPRWT_x86_JPN.exewith Tools(32bit)



SQL Server のインストール


ダウンロードしたファイルを実行してください。


1.「新規インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加します。」をクリック

※Enterprise エディション
      SharePointと併用して「PowerPivot」を利用する場合は
     「SQL Server PowerPivot for SharePoint」をクリックします。



2.「ライセンス条項に同意する。」にチェックを入れ、「次へ」を押下




3.インストールする項目にチェックを入れ、「次へ」を押下

 ※Enterprise 、with Advanced Services 、 with Tools エディション
      この画面で「Business Intelligence Development Studio」 や「IntegrationServices」などに
      チェックを入れることで欲しい機能をインストールすることができます。



 4.「名前付きインスタンス」に”SQLExpress”と入力し、「次へ」を押下

インスタンス詳細
既定のインスタンス1台のサーバで1つしか作ることができない。
SQL Server接続時にインスタンス名を省略できる。
名前付きインスタンス1台のサーバで複数作ることができる。
SQL Server接続時にインスタンス名を省略できない。


5.Database Engineのアカウントに「NETWORK SERVICE」を選択し、「次へ」を押下
    ・「LOCAL SERVICE」は全てのリソースにアクセス可能なもっとも強力なアカウントです。
    ・「NETWORK SERVICE」は通常ユーザと同レベルのアクセスが許可されます。
 
通常は、上記2つのビルトインアカウントではなく、ユーザを作成し使用します。


6.「Windows 認証モード」を選択し、「次へ」を押下

    ・Database EngineをインストールしたPCのみからアクセス、
     ドメインで管理されているユーザからアクセスするのであれば「Windows 認証モード」で良いです。
    ・まったく別のPCのユーザからアクセスする場合は、「SQL Server 認証モード」も
      使用できるように設定しておきます。

7.特に何もなく「次へ」を押下



SQL Server のインストール完了です。



[コントロールパネル] → [管理ツール] → [サービス] に行き、
状態が”開始”になっていれば SQL Server が使用できます。




おまけ



・Management Studio


SQL Serverで構成、管理、開発ができる統合環境です。
Management Studioがインストールされていないとデータベースやテーブルを作るときに

CREATE TABLE SAMPLE(
     ID   INT PRIMARY KEY
    ,NAME VARCHAR(10) NOT NULL
    ,AGE  INT
    );

とかなんとかコマンドラインで実行しなければなりません。
練習にはいいけど、管理が困難になります。

そういった煩わしさをGUIで管理することができるツールです。



・Business Intelligence Development Studio


データベースに蓄積されたデータを集約、分析、加工し、レポートを作成できるツールです。
個人で使うことはあまりないかもしれませんが、
企業では大量のデータを分析し、経営戦略や販売戦略などに活用されてます。



・Integration Services


さまざまなソース(ExcelやOracle、Access、CSV)などをSQL Serverに取り込んだり、
逆にSQL Serverから出力したりするデータ転送ツールです。

企業によっては受発注データをExcelで管理していたりします。
そのデータを変換、加工しながらSQL Serverに取り込むことができます。



以上

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