その手順をまとめます。
今回使用したエディションは SQL Server 2008 R2 Express(無償) です。
2年ほど前に仕事で Enterprise エディション を使ったので、
そのときのメモも一緒に書いていきます。
SQL Server のダウンロード
SQL Server 2008 R2 Express のダウンロードセンターのページに行きます。
今回は「SQLEXPR_x86_JPN.exe」を使用します。。
以下、ファイル名別エディション早見表です。
自分の環境にあったエディションをダウンロードしてください。
ファイル名 | エディション | 詳細 |
---|---|---|
SQLEXPR_x64_JPN.exe | Express(64bit) | 基本的な機能のみ |
SQLEXPR_x86_JPN.exe | Express(32bit/64bit) | |
SQLEXPR32_x86_JPN.exe | Express(32bit) | |
SQLEXPRADV_x64_JPN.exe | with Advanced Services(64bit) | Management Studio BI Development Studio フルテキスト検索 などがついてくる |
SQLEXPRADV_x86_JPN.exe | with Advanced Services(32bit) | |
SQLEXPRWT_x64_JPN.exe | with Tools(64bit) | Management Studio がついてくる |
SQLEXPRWT_x86_JPN.exe | with Tools(32bit) |
SQL Server のインストール
ダウンロードしたファイルを実行してください。
1.「新規インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加します。」をクリック
※Enterprise エディション
SharePointと併用して「PowerPivot」を利用する場合は
「SQL Server PowerPivot for SharePoint」をクリックします。
2.「ライセンス条項に同意する。」にチェックを入れ、「次へ」を押下
3.インストールする項目にチェックを入れ、「次へ」を押下
※Enterprise 、with Advanced Services 、 with Tools エディション
この画面で「Business Intelligence Development Studio」 や「IntegrationServices」などに
チェックを入れることで欲しい機能をインストールすることができます。
4.「名前付きインスタンス」に”SQLExpress”と入力し、「次へ」を押下
インスタンス | 詳細 |
---|---|
既定のインスタンス | 1台のサーバで1つしか作ることができない。 SQL Server接続時にインスタンス名を省略できる。 |
名前付きインスタンス | 1台のサーバで複数作ることができる。 SQL Server接続時にインスタンス名を省略できない。 |
5.Database Engineのアカウントに「NETWORK SERVICE」を選択し、「次へ」を押下
・「LOCAL SERVICE」は全てのリソースにアクセス可能なもっとも強力なアカウントです。
・「NETWORK SERVICE」は通常ユーザと同レベルのアクセスが許可されます。
通常は、上記2つのビルトインアカウントではなく、ユーザを作成し使用します。
6.「Windows 認証モード」を選択し、「次へ」を押下
・Database EngineをインストールしたPCのみからアクセス、
ドメインで管理されているユーザからアクセスするのであれば「Windows 認証モード」で良いです。
・まったく別のPCのユーザからアクセスする場合は、「SQL Server 認証モード」も
使用できるように設定しておきます。
7.特に何もなく「次へ」を押下
SQL Server のインストール完了です。
[コントロールパネル] → [管理ツール] → [サービス] に行き、
状態が”開始”になっていれば SQL Server が使用できます。
おまけ
・Management Studio
SQL Serverで構成、管理、開発ができる統合環境です。
Management Studioがインストールされていないとデータベースやテーブルを作るときに
CREATE TABLE SAMPLE(
ID INT PRIMARY KEY
,NAME VARCHAR(10) NOT NULL
,AGE INT
);
とかなんとかコマンドラインで実行しなければなりません。
練習にはいいけど、管理が困難になります。
そういった煩わしさをGUIで管理することができるツールです。
・Business Intelligence Development Studio
データベースに蓄積されたデータを集約、分析、加工し、レポートを作成できるツールです。
個人で使うことはあまりないかもしれませんが、
企業では大量のデータを分析し、経営戦略や販売戦略などに活用されてます。
・Integration Services
さまざまなソース(ExcelやOracle、Access、CSV)などをSQL Serverに取り込んだり、
逆にSQL Serverから出力したりするデータ転送ツールです。
企業によっては受発注データをExcelで管理していたりします。
そのデータを変換、加工しながらSQL Serverに取り込むことができます。
以上
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