ただ、オススメされた完訳版は難しいと聞いたので、普段は読まないマンガ版を購入した。
マンガの中でも完訳版の引用がある。
私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである。
『完訳7つの習慣 人格主義の回復』 P.22
私は難しそうな内容に加え、翻訳特有のわかりにくさが相まってさっぱり理解できなかった。
これを読んで「?」となった人は無理せずマンガ版を買いましょう!
構成は、マンガとその総括(文字や図解)の2つに分かれいる。
忙しいときはマンガ部分だけ、深く理解したいときは総括部分も含めて読むなど、時間に追われる社会人にも手軽に読める本だ。
詳しく知りたい方は「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」を購入しよう。
内容は、
亡き父のバーを再開しようとバー「セブン」で修行する主人公が、バーのオーナーや有名レストランの店長、いろんなタイプお客さんを通して「7つの習慣」について教わり成長していくストーリー。
「7つの習慣」が何かというのを、日常生活に置き換えて説明している。
肩肘張らずスラッと読めるのが本書の良いところだ。
そして何よりわかりやすい!
もっと早く、できれば高校生の頃に「7つの習慣」に出会いたかった。
そして少なくとも私は、この本を読んで3日以内に「自分の中の何か」が変わり、不思議とイライラする回数が減った気がした。
毎日イライラしたり、苦痛でしかたがない人にぜひオススメしたい。
以下、自分の備忘のために「7つの習慣」の概要をまとめていく。
インサイド・アウト(内側から外へ)
これが「7つの習慣」のメインテーマ!
今自分が感じている不満は、全て自分の行動の結果によるもの。
ちょっと何言ってるかわかんない…
「アイツのせいだ」、「時期がわるい」などと言い訳すんなや。
それ、オマエが招いたことなんやで!ってこと??
なるほど、わからん。
【追記:2014/05/31】
エントリを投稿してすぐ、この本を教えてくださったYuuki-T氏(@project0t)からリプきた。
@bc_rikko 漫画版の方は書いていないのかもしれませんが、1,2,3の習慣が私的成功、4,5,6の習慣が公的成功で、まずは私的成功を成してからでないと公的成功は出来ないというのが7つの習慣のポイントであります^^ 私的成功というのは自立のことで、自立した上で(続く
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2014, 5月 31
@bc_rikko 自立していないと公的成功は得られないということです。人は「依存」→「自立」→「相互依存」と移りますが多くの場合人は依存の状態、つまり人にやってもらわないと何も出来ない(赤ちゃんのような)状態です。それを1,2,3 の習慣でまずは自立するのだ!ということです^^
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2014, 5月 31
@bc_rikko だからまず私的成功(自立)することがポイントなのです^^ 周りを見てみて下さい。自立していないのに人に求める人、人を責める人など多くありませんか?それでは相互依存の状態(Win-Winや人を理解する)などは考えられませんよね♪7つの習慣のポイントだと思います♪
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2014, 5月 31
これが、「インサイド・アウト」って意味か…。
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7つの習慣は「私的成功」の第1~3の習慣と、「公的成功」の第4~6の習慣。
そして「再新再生」の第7の習慣からなる。
以降、それぞれの習慣をまとめる。
第1の習慣 『主体的である』
自分の「影響の輪」を意識する。
世の中は自分の思い通りにならないことばかり。
それは「影響の輪」の外にあることだから。
じゃぁ、自分の思い通りになるものは?
これが「影響の輪」である。
第2の習慣 『終わりを思い描くことからはじめる』
人生は短い。あれもこれもやっていては到底やりきれない。
だから最初にどうなりたいか思い描き、「やること」と「やらないこと」を決める。基準としては「影響の輪」のみに注力すること。
影響範囲外は自分がどうしたって変わらない。
はっきりいって無駄な時間だ。
第3の習慣 『最優先事項を優先する』
タスクはすべて以下の4つに分けられる。
- 緊急で重要なこと → 仕事や急な約束など
- 緊急でないが重要なこと → 勉強や人間関係など
- 緊急だが重要でないこと → 報告書やメール返信など
- 緊急でも重要でもないこと → 待ち時間やテレビ・ネットなど
「2. 緊急でないが重要なこと」が人生の栄養になる。
これ以外のものは極力減らす努力をしなければならない。
時間が足りない場合は、思い切ってアウトソーシングする。
そのときに、以下のことをまとめてからお願いするのが大切である。
- 望む結果 → 何を達成したいか
- ガイドライン → 守るべき基準やルール
- リソース → 使える人員、資金、技術など
- アカウンタビリティ → 評価する基準や進捗報告を求める時期
- 評価の内容 → 評価の結果を具体的に話し合う
第4の習慣 『Win-Winを考える』
世の中のことは「勝者と敗者」では決まらない。
人を殴ったら自分の拳も痛くなる。
相手を負かそうとするとそれなりの反撃を覚悟しなければならない。
そうではなく、お互いが勝者になれるように考える。
自分の意見を押し付けるのではなく、また相手の意見を鵜呑みにすることではなく、双方が成長できる「別の方法」を考えることが重要なのだ。
第5の習慣 『まず理解に徹し、そして理解される』
デール・カーネギーの『人を動かす』という有名な本にも同じようなことが書かれていた。
「好かれる方法は、聞き手にまわること」だと。
自分の話しを、「あらあらうふふ」と聞いてくれるアリシアさんのような人がいたら、誰もが信頼し、好きになるしだろう。
※寿退社事件は、触れないでおこう……嫌な事件だったね……。
人に信頼され、好かれる「聞き方」のポイントは以下の通り。
- 話しの中身を繰り返す
- 話しの中身を自分の言葉に置き換える
- 相手の感情を反映する
- 自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映する
ちなみに嫌われるポイントは…
- 話しをきくときに上下関係をつくる
- 自叙伝的反応で全部自分の場合に当てはめて考える
- 過去の経験から、キミもこうしなさいよと言う
良い子は真似しないようにね!
第6の習慣 『シナジーを創り出す』
シナジーとは相乗効果という意味。
みんな違うからこそ、誰からでも学ぶことができる。
お互いがお互いの良さを利用しあうことで相乗効果が生まれ、新しい発想ができるようになる。
ブレーンストーミングなどがその例だろう。
第7の習慣 『刃を磨く』
「暴落しない投資先って、もしかして自分…。」という広告を見たことはないだろうか?
(英会話教室 GABAの広告より)
なんだかんだで自分自身が最大の資本なのだ。
自分に少しずつでよいから、投資をし、自分という刃を磨いていく。
刃を磨くポイントは以下の4つ。
- 体調(肉体) … 持久力・柔軟性・強さ
- 観点(精神) … 自分の価値観を深くみつめること
- 自律性(知性) … 情報収集や選択力を磨く
- つながり(社会・情緒) … 自分の価値観に忠実に振る舞う
それぞれを磨くことによって、
「1.体調」は第1の習慣を続けやすくなる。
「2.観点」は第2の習慣につながる。
「3.自律性」は第3の習慣になる。
「4.つながり」は公的成功を目指す第4~6の習慣のために必要。
第8の習慣 『内面の声を発見する』
えっ?7つの習慣だけじゃないの? と思うかもしれない。
ここからはイースターエッグなのか、はたまた隠しトラックなのか、袋とじなのか……
そこは買った人だけ(本屋で立ち読みでもいいけどw)のお楽しみ!!
終わりに
自己啓発系の本はどれも「こんなんできっこねーよ!」、「著者が自分の自慢したいだけじゃん!」という偏見があったが、、、
「7つの習慣」は案外簡単にできる。
そして、自分では思いもしなかった効果が現れる。
冒頭にも述べたように、私の場合はイライラすることが減った。
(洲崎西を聴いて、思いっきり笑ってストレス解消したことが要因かもしれないがw)
ぜひ、人生を豊かにする本「7つの習慣」を手にとってもらいたい。
以上
今回から本の感想のアイキャッチをLifehackerさんみたいにしてみた。パクリじゃないよオマージュだよ!
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