(書いた時期は社会人4年目くらいだったと思います。)
不満があり、愚痴ることがある。
「会社は何もわかってくれない。チャレンジしろというのに全然させてくれない」など……
愚痴は一時的なストレス解消にはなるが、根本原因の解消にはならない。
そればかりか周囲に負のオーラを撒きちらしてしまい、自分の評価も下げかねない。
こんな状況を変えようと行動し、ストレスの原因(働く環境)を解消しようとした。
行動1: 勉強する
入社3年目ごろはいつも上司に「開発をやらせてください!」と直談判していた。それまでは要件定義や設計、雑用ばかり。ExcelとVBAが得意なSE(笑)だった。
面談のときには「口だけでなく、行動で示せ」とも言われた。
「行動で示すもなにも、させてもらえないんだからできないじゃん!」という愚痴をそっと胸の奥にしまい、いつか見返してやろうと毎日勉強するようになった。
やったことは以下のとおり。
- 技術系ブログの立ち上げ(このブログです)
- プログラミング(C#、JavaScript)の勉強
- マネジメント(リーダーシップ、プロジェクトマネジメントなど)の勉強
- 開発手法の勉強
- 自己啓発・ビジネス書の読書
- 資格取得(基本情報技術者、簿記など)
- などなど…
行動2: 実践する
「行動1: 勉強する」で学んだ内容を手当たりしだい実践した。残念なことに一部の古い人間からは煙たがられた。
そんなある日、取引先から上司に連絡があったらしい。
「めずらしく俯瞰で全体を眺められる良いリーダーだ」
「SEっぽくないSEだ。人と違った感覚で物事を言ってくれる」
なんと私に対するお褒めの言葉だった!
その結果、「この仕事はダーシノさんに任せたい」と名指しで発注がくるようになった。
見てくれている人は、必ず見てくれているし、評価もしてくれる。
この件で社内での評判もよくなり、多少の挑戦ならさせてもらえるようになった。
行動3: 提案する
未来工業の山田昭男氏の著書「常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある」に書かれていた言葉。「今の会社が嫌なら、すぐ転職を考えずに会社を変えろ」
この言葉をきっかけに、今年は多くの提案と問題提起をしてきた。
- プロジェクト管理について
- 受注案件について
- 開発手法について
- 離職率を下げる方法について
- などなど…
「○○という問題があるので××がしたい。やれば△△になる」と「現状」「解決策」「結果」をセットにして提案書を何枚もつくって提出した。
行動4: あきらめる
自分がどれだけ変わっても状況を変えられないときがある。自分の力不足もあるし、体制が凝り固まっているのかもしれない。
「変えないようにする力」は強大なのに「変えようとする力」は弱い。
5人が現状を変えようと頑張っても、変えたくないたった1人の影響で、何も変えられないことが多かった。
そういう場合は、あきらめるしかない。
無駄な労力を使う必要もない。
行動5: 会社を去る
「あきらめた」ならすぐに次の行動をすべきだ。未練タラタラしている時間なんてない。
そんなことをしていては、また愚痴ってしまう。
まわりは簡単には変わらない。
でも、自分は好きなだけ変えられる。
新しい道を探すのも、またひとつの行動だろう。
さいごに
ストレスの原因を解消するために奮闘した結果、働く環境も少なからず良い方向に変わったし、なにより愚痴や鬱ツイートをする回数が大幅に減った。
ありがたいことに、まわりの人からも評価されるようになった。
愚痴を愚痴で終わらせない。
たったそれだけでストレスが減り、人生がちょっと豊かになる。
ぜひ皆さんにも、愚痴の原因を解消するためにできることを考え実践してほしい!
以上
written by @bc_rikko
いつも楽しく拝読させて頂いております。
返信削除滝本です。
私も5月からWEB系のスタートアップの手伝いをすることになりました。
今までPHP+MySQLだけで自分の物販事業の効率化をしてきたのですが、スタートアップは様々な環境構築の課題が山積しています。
これらの課題を解決するために、ダーシノさんのようにまずは勉強->実践に繋げられるように精進したいと思います。
次回の更新も楽しみにしております^^
いつもありがとうございます!
削除おめでとうございます!
スタートアップはわりと一人の担当範囲が広い印象があるのですが、絶対良い経験になると思います。
実践のない勉強はただ知的好奇心を満たすだけの娯楽になってしまいますからね。
大変だとは思いますが頑張ってください!応援してます♪