オススメ度:★★★★☆
アルゴリズムを、はじめよう
著:伊藤 静香
アルゴリズムの勉強に「アルゴリズムを、はじめよう」を購入
本書を読んだ感想を、良い点、悪い点と書いていきます。
これからプログラミングをはじめたいという方や、本書が気になってる方の役に立てば幸いです。
きっかけ
仕事で、実践プログラミングの経験はほとんどないのに上流工程の設計を任されています。
そんな中、自分が設計して、仕様変更を繰り返し、莫大なステップ数、おまけにスパゲッティコードのプログラム(PL/SQL)ができあがってしまいました。
それをリファクタリングするとき、自分に必要なのは
- 考える力
- 組み立てる力
- 効率化する力
良いところ
紹介されているアルゴリズム
- 線形探索法(リニアサーチ)
- 二分探索法(バイナリサーチ)
- ハッシュ探索法
- 単純選択法(選択ソート)
- 単純交換法(バブルソート)
- 単純挿入法(挿入ソート)
- クイックソート
- エラトステネスのふるい(素数を求めるアルゴリズム)
- ユークリッドの互除法(最大公約数を求めるアルゴリズム)
これらのアルゴリズムが、
- 図解
- フローチャート
- 擬似言語
かなり親切ですので、アルゴリズム・プログラミング初心者でも
挫折せず読み通すことができると思います。
「エラトステネスのふるい」と「ユークリッドの互除法」は小学生くらいのときに
習っていれば、算数の勉強もパパっとできたかもしれません。
悪いところ
特に、これといって悪いところはありませんが、
強いて言うなら、ページの索引に誤植があるくらいですかね?
11章は「エラトステネスのふるい(素数をもとめるアルゴリズム)」です。
正直、こんな派手なあまり見たことないですね(笑)
総評・まとめ
オススメ度 : ★★★★☆
基本的なアルゴリズムを学びたい人、プログラミング初心者だけどそれっぽい処理を作ってみたい人にオススメです。
SE業界の新入社員研修には持って来いだと思います。
プログラミングの基礎である「分岐」、「反復」を覚えたら、この本を読みながら、
プログラミングをしながら、 学習をすると理解度が増すと思います。
プログラミング経験ある人にとっては、ちょっと簡単過ぎかな?
今時のプログラミング言語で探索やソートのアルゴリズムを実装することは
ほぼないと思いますが、構造を知っておくだけでも良いかもしれません。
以上
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