みなさんは、職場で事故に巻き込まれたことはないだろうか?
自分の責任じゃないのに、なぜか悪者扱いされた。
話を聞いただけなのに、なぜかタスクが全部降ってきた。
サポートのはずで参加したのに、なぜかメインをはっていた。
社会人であれば誰もが経験したであろう巻き込まれ事故の数々。
この事故を防ぐため、体験から考えた方法を紹介する。
1. 署名をするな!
署名?ただ名前書くだけでしょ?と侮ってはいけない。
社会人にとって「署名」とは重要な契約行為なのだ。
- クレジットカードを使うとき
- サービスを契約するとき
- 意見を提出するとき
仕事に置き換えてみると、SIerでよくあるExcel設計書の右上には「作成者」「更新者」の文字があるだろう。
安易にここに名前を書いてしまうとどうなるだろうか?
その行為は、「このドキュメントの内容はすべて私が責任を持ちます」という意味になってしまうのだ。
当然のことだろうと思ったあなた。
おそらくあなたは責任感が強く、他人を信じられる良い人だ。
しかし、仕事では違う。
中には署名をせずにドキュメントを修正する人がいる。
そんな無責任な野郎が書いた内容にも、責任を持たなければならなくなるのだ!
だから、署名はするな!
2. 責任感を持つな!
新卒採用で人事担当が重視する「責任感が強い人」
なぜ会社は「責任感が強い人」を求めるのか、考えたことはあるだろうか?
答えは簡単だ。
責任感が強い新卒ほど、飼いならしやすいからだ!
責任感が強い人と、まったくない人を比べてみる。
他人がミスしてスケジュールに遅延が発生しはじめたあるとき
上司 「これは誰の責任だ!どうやってリカバリするんだ!」
責任感が強い人 「申し訳ございません。休日出勤してなんとか対応します。」
責任感がない人「オレのせいじゃねーし、知るかよ。」
さて、あなたが上司の立場だとするとどちらの人間が"便利"ですか?
だから、責任感は持つな!
3. 正直になるな!
正直者ほど、キッチリ見積をだす。
しかし、見積どおりに物事がうまく運ぶことなんてこの世には存在しない。
それは、見積が正しくないからではない。
想定外作業が多すぎるからだ。
見積をして、上司や客に提出する前にちょっとまってほしい。
まずは、騙されたと思って見積を少なくとも1.5倍してみようか。
見積が高すぎると言われたら、こちらの条件(想定外作業はいっさいやらない)を提示すればよい。
1.5倍は多すぎると思うだろうが、実際にやってみるとピッタリだったりするので笑えない。
だから、正直になるな!
4. 「できる」と言うな!
「できる」という人ほど残業が多くなる法則がある。
その人が効率が悪いとか、スキル不足だからではない。「できる」という人に仕事が集中しやすいからだ。
みんな仕事をしたくないので「できません」「難しいです」と回答するなか、1人「できます」と言ったらそりゃ集まるだろう。
だから、「できる」と言うな!
5. 他人に関わるな!
仕事中によくあるのが、ちょっと話を聞いただけでなぜか仕事が振ってくる怪奇現象。
他人は「話を聞いてもらった」=「作業を引き受けてくれる」と自分に都合のよい解釈をする。
だから、他人に関わるな!
6. 人を信じるな!
人の記憶は曖昧だ。
いつの間にか自分の都合のよい記憶に塗り替えてしまうことはないだろうか?
「あの頃はよかった」という思い出補正もその一種だ。
今の自分にとって"あの頃"が良いと思うだけで、当時は本当に良かったのだろうか?
そんな記憶を塗り替えた同士が「言った」「言わない」と吠えあっている時間が、仕事中もっとも無駄な時間だ。
都合のよい記憶に塗り替えた人同士が言い合っても埒が明かないので、言ったことはすべてメールを送ってエビデンスとして残すべきだ。
だから、人を信じるな!
7. ブラック企業に入社するな!
人生を喰われるぞ!
この「巻き込まれ事故」は、とくにデスマーチ中に多発する。
一度でもデスマーチを経験した人間は、都合の良い人間を見つけするとスケープゴートにする。
だから、ブラック企業に入社するな!
ブラック企業に入社しなければ、先の6ヵ条なんて考えなくてよい。
以上
written by @bc_rikko
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