2014/09/06

【感想】まんがでわかる 7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣

以前紹介した【感想】まんがでわかる 7つの習慣の続編、「まんばでわかる 7つの習慣2 ~パラダイムと原則 / 第1の習慣 / 第2の習慣~」が先月発売された。

前作がわかりやすかったので、本書も発売日当日に購入。
その感想と「7つの習慣」のうち2つについてまとめていく。

あらすじ
主人公(中田 歩)がバー「セブン」で修行をはじめて2年。
7つの習慣を知り成長した主人公とその周りの人達が、自分らしく幸せな人生を手に入れるため、自らを替えようと「7つの習慣」を実践していく物語。

ストーリーの構成はほぼ前作と一緒。

7つの習慣を学びながら、ついでにカクテルのつくり方も学べる一石二鳥の本!




感想



前述の通り、前作は7つの習慣についてまんべんなく触れていた。
入門にはもってこいだったが、それぞれの習慣を理解するにはページ数が少なすぎた。

そして今作「まんがでわかる 7つの習慣2」は、「原則」と「第1の習慣」、「第2の習慣」について深く踏み込まれている。

本書は、とくに社会人3~5年目にオススメする。

多くの人は、ダメな人の例としてこの本に登場するだろう。

今が幸せでない、人間関係がごちゃごちゃする、人が思ったように動いてくれない。
そういった悩みを抱えた人は、一度足を止めて本書を手にとってほしい。

なぜイライラしていたのか、不満だらけで生きていたのか、恥ずかしくなってくると同時に「もっと早くに「7つの習慣」に出会いたかった」と思うはずだ。 
そう思えたなら、1,000円(税抜)なんて安いものだろう。

おそらくこの調子だと、続編があと2つくらい出版されるかな?
全編揃えたら5,000円(税抜)、「完訳 7つの習慣」なら2冊は買える。
それでも私は、まんがでわかる版を買い続けるぞ!

ということで、以降7つの習慣の一部についてまとめていく。



パラダイムと原則


パラダイムシフト


人はみな、物事を見るときに客観的にみていると思っている。
しかし、自分の経験で学んだ範囲、すなわち主観的でしか世の中を見ることができない。
それが自分のパラダイムである。

そのパラダイムを自覚しているとしていないとでは、天と地との差がある。

パラダイムを意識し、自分を客観視し、自分の限界を知る。
そうすることで、相手目線で世の中が見えるようになる。
これが「パラダイムシフト」であり、コミュニケーションに大きな広がりが感じられる。

※パラダイム とは
無意識に抱いてしまっている考え方、感じ方の枠組みのこと。
その人の経験から生まれる「世の中とはこういうものだ」という解釈なので、2つとして同じものはない。
p.24
一言で言うとパラダイム=思い込み・偏見だ。


原則


「原則」とは、「公正」「正直」「努力」など価値があると認められている価値観や考え方。

その原則に従うことで、人格を優れた方向へ導くことになる。

人格を高めることは、一朝一夕にできることではない。

これらの原則を無視してテクニックやスキル、地位などに頼ると、一見成長しているように感じられるが、それは見せかけに過ぎない。

原則があって初めてテクニックやスキルなどが活かせる。



第1の習慣「主体的である」


感情に流されない強さを持つ


悪口なり批判されたら誰だって嫌な気分になる。
反射的にキレたり、ヘコんだり…それでは動物と同じだ。

人間は、刺激と反応の間に自分をコントロールすることができる。

自分をコントロールすることで、人生の責任を意識するようになる。
刺激による行動で起きた結果は、すべて自分が「選択した行動」の結果なのだから。

つまり、行動を主体的に選ぶことで、結果の方向性を選択できる。


能動的な言葉で自分の主体性を引き出す


「仕方がない」「~だったらよかったのに」という受動的な言葉は、結果が悪い時に人のせいにするための言い訳を作っている。

こういった言葉を能動的な言葉に置き換えてみる。
「他の方法を考えよう」「こちらを選択する」のような能動的な言葉に換えることで自分で結果の方向性を決めることができる。
たとえ失敗しても、自分が選んだ行動だから「原因」を見つけて改善することができる。


“できること”に注力していれば徐々に認められる


いわゆる「影響の輪」のみに注力するということ。
  1. 自分が公道することで、直接的にコントロールできる問題
  2. 人に影響をあたえることで、間接的にコントロールできる問題
  3. 天気など自分ではコントロールできない問題
「影響の輪」の中にあるのは、1. と 2. だけ。
3. は「仕方がない」と割り切り、無駄な体力・時間を使わないこと。

できることから、はじめよう。



第2の習慣「終わりを思い描くことからはじめる」

 

最期に何を思いたいかイメージする


何かを成し遂げたい時、人生で例えるなら、自分が死ぬ時を想像してみる。

大きな想像ができなければ、短期的な目標、例えば「試験に合格したとき」、「ソフトウェアをリリースしたとき」など、ある行動の「終わり」を想像してみる。

目的地が決まれば、その最短ルートを選ぶことができる。
本当に自分がしたいことをし、それ以外のことはやらない。
それこそが自分らしい人生を、自分らしく生きるための方法だ。


自分の生きる使命(ミッション)を定義する


すべてのものは二度創られる。

第一の創造は、設計・計画。 第二の創造は、実行・実現。

第一の創造はいつでもできる。
第二の創造中に、ちょっとおかしいなと思ったなら、立ち止まって第一の創造をやり直してみる。

理想的かつ主体的な人生を思い描いてみる。
そして、ミッション・ステートメントを作る。

ミッション・ステートメントとは、理想的な自分のあり方、生き方を書いた、自分専用の憲法・ルールのようなもの。
迷った時にはミッション・ステートメントに書いたことを思い出すことで、決断するときの基礎となる。


以上

written by @bc_rikko

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