それが文章を書くときにもにじみ出てるんじゃないかと思い、この本を手にとった。
この記事を見ている人の中にも、自分ではおもしろいと思っているのに、周りの反応がビミョーになってしまう人も多いのではないでしょうか?
そんな人達のために、放送作家としての立場から、おもしろい話の「見つけ方」と「組み立て方」についてわかりやすく解説している。
内容は、おもしろい芸人を例にあげて「なぜ、おもしろいのか?」を分析しており、芸人の話を「おもしろい」と感じる人には、オススメの本だ。
本の内容としては、エッセイかと思うほど文字が大きく余白が多い。
もうちょっとなんとかすれば150ページくらいで収まったんじゃないかな?
おもしろい話は「共感のピラミッド」から見つける
「共感のピラミッド」とは、多くの人に共感してもらえるネタの順位を表している。
家族 > 学校 > 食・住 > 恋愛・仕事 > 芸能
左にいけば行くほど、多くの人に共感してもらえる。
そう、おもしろい話には「共感」が必要なのだ。
※本書の中ではちゃんとピラミッド状の図で説明されている。
「食レポ」や「美味しいお店」みたいな「食」に関する番組が多いのも頷ける。
もっと共感を得られるテクニックは、以下の通り。
- ナサバナ法(情けない話)
- たとえば法(身近な話に例える)
- コンプレックス法(自分の欠点を使う)
「共感のピラミッド」と3つのテクニックで、おもしろいと思われるネタを見つけることができる。
ただ、どれだけおもしろいネタを見つけても、構成が悪いとつまらなくなってしまう。
おもしろい話は「フリ」と「オチ」で構成される
そこで重要なのが「フリ」と「オチ」という順序だ。
フリオチを構成するための方法は、以下の通り。
- 「ネズミ捕り」方式(こうなるだろう→予想外のオチ)
- 「なのに」方式(A なのに B)
ブログに使えそうな方法としては、以下の通り。
- アバン法(これから話すのは○○の話なんですけど…)
- クエスチョン法(おもしろい話をしたいですか?だったら…)
このような方法を使うことで、簡単に「フリ」→「オチ」という流れを構成することができる。
話をさらにおもしろくする8つのテクニック
さらにおもしろくするための方法を、目次タイトルだけ列挙する。
気になる方は、ぜひ本書を手にとって欲しい。
- 以外な共通点を利用する シンクロニシティ法
- いつもと違うキャラを演じる ギャップ法
- 聞いたこともない音を繰り出す 変則擬音語・擬態語法
- 気持良くけなすという高等技術 愛の毒舌法
- オリジナリティーで勝負する たとえツッコミ法
- 抜群の臨場感を演出できる ひとり芝居法
- 裸のつきあいを実践する 適温下ネタ法
- 「へぇ~」を引き出す 雑学プレゼント法
以上
written by @bc_rikko
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